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シシィ さん

まず頭に浮かんだのは3人の子供たちのこと


娘さんが紙粘土で作った
誕生日プレゼントのブレスレット

クリニックで診断を受けた日、家に帰ると5歳の末娘が誕生日プレゼントをくれました。幼稚園で先生と一緒に作ったという、かわいらしい紙粘土のブレスレットです。
「ありがとう」
受け取ったものの、どうしても娘の目をまっすぐ見ることができませんでした。子供は3人おり、その当時長女が小学校5年生、長男が小学校3年生、次女が年長さんとまだ幼く、子供の将来を考えると不安で胸がつまりました。
――私がいなくなったら、この子たちはどうなるの…?
最初に思い浮かんだのが、子供たち3人の写真の整理と、一人一人の思い出の品や大事なものを引き出しにそれぞれまとめることでした。
「万が一私に何かあったとしても、困らないように。」
そんな思いを込め、へその緒や母子手帳、パスポートなどを一ヵ所にまとめました。
病気のことは、まず主人と両親に率直に話しました。子供たちにもすぐに話しましたが、どんな病気かまでは伝えられませんでした。「お母さん、病気になったの。」とさらりと言うと、当時小学校5年生だった長女が「もしかして白血病?」と言い出したのには驚きました。ちょうど学校で白血病の女の子が出てくるお話を読んだばかりだったらしいのです。
「死なないでね、お母さん。絶対に死なないでね。」
子供ながらに「白血病=死」をイメージしていたのでしょう。
しばらくしてから子供たちにも病名を言いましたが、今では「薬飲んだ?」と気にしてくれています。

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