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シシィ さん

思いがけない誕生日プレゼント

毎年、誕生月の6月に健康診断を受けるのが私の習慣でした。2012年もいつもと同じように健康診断を受けたところ、白血球数が22,800/μlという検査結果だったのです。
「すぐ大学病院に行くように」と勧められました。しかし、私はまず近所の血液専門医のクリニックを受診しました。それまで大きな病気をしたこともなく、大学病院など行ったこともなかったからです。血液データに目を通された先生から、「おそらく慢性骨髄性白血病(CML)でしょう」と言われました。折しもその日は私の誕生日。最悪の誕生日プレゼントになってしまいました。熱もないし、どこかが痛むわけでもない。まったく症状がなかっただけに、わけがわからず、まさに青天の霹靂へきれきでした。
クリニックの先生が週に2回兼務されている大学病院への紹介状を書いてくださり、胸骨から骨髄穿刺をして調べた結果、正式にCMLの診断が下りました。
主治医の先生の口から出た「白血病」という病名にとにかくショックを受け、言葉もありませんでした。実は、急性白血病で亡くなったある女優さんと出身、高校が同じで、彼女の恩師だった教師から当時の話を聞かされていたため、「なぜ私があの白血病に…」とただ驚くばかりだったのです。
そんな私に、主治医の先生がかけた言葉は意外なものでした。
「あなたの白血病はきちんと薬を飲めば効果が期待できる病気です。大丈夫です、しっかり服薬治療しましょう。」
先生に言われたこの言葉にどれほど安心したことか。張りつめていた全身の気が抜けていくようでした。

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