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河田 純一 さん

突然の高熱からの発症―― 治療法があって安心した

体調の異変が始まったのは2004年、大学2年生の秋頃です。何だか落ち着かない感じというのでしょうか、風邪の症状のような、何となく具合が悪い状態がずっと続いていました。そんな中、年末に実家へ帰省したとき、39度の高熱に襲われました。近所の内科で血液検査を受けたところ、「すぐ大きな病院に行きなさい」と言われ、地元の血液内科のある大きな病院へ。そこで、主治医から「慢性骨髄性白血病(CML)」の告知を受けました。
告知に立ち会った両親は、かなりショックを受けた様子でした。「差し当たり入院の必要はない、通院治療でいきましょう」と言う医師に、両親は「こんな寒い時期に家に帰すつもりか」と、言い方も少し感情的になっていました。突然の告知に混乱していたのだと思います。一方私はというと、移されたのが血液内科ということもあり、「ひょっとして白血病では」と予想はしていましたし、両親と主治医の間で感情的なやりとりもあったので、あまり口を出すこともできず(笑)、主治医から聞く話をそのまま受け入れていました。
結局、一度は帰宅しましたが、熱が引かなかったこともあり、病院のクリーンルームで入院することになりました。
病院ではまず、主治医の先生からCMLについて詳しい説明がありました。実際にフィラデルフィア染色体の画像を示しながら、病気について分かりやすく教えてくれました。このとき治療薬については、「こんな薬がある」といった程度の話だけだったので、病院から一時帰宅したとき、あらためて薬のことをインターネットで調べてみました。分子標的治療薬の情報はまだまだ少なかったですが、治療できる薬があることが分かっただけで、ずいぶん気が楽になったことを覚えています。
こうして分子標的治療薬による治療が始まりました。

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