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新田 一郎 さん

10年後より目先3年間。「わがまま」に生きる

病気になって、いい意味でも悪い意味でも「わがまま」になった気がします。今やれることはやっておきたいと考えるようになりました。確率的には低いですが、交通事故よりは高い確率でもしかしたら死んでしまうかもしれないわけですから。「10年後を語ってもしゃあない、最大3年先くらいまで予定を立て、あとはその都度考えればいいんじゃないか」と思うのです。

病気になってから決意したことのひとつに「海外大学院での修士号の取得」があります。すでにある大学に合格し、この秋から休職して留学する予定。テクノロジーに強い大学なので、必修を終えたらヘルスケアを副専攻で学びたいですね。自分がCMLを発症したこともあり、いずれこの経験を活かしてヘルスケア・バイオテクノロジー関連の仕事をしよう、と考えています。
以前は、海外留学にはさほど関心はありませんでした。日本で働くのであれば、投資するだけの見返りはない、と思っていました。ところが、CMLになって俄然、チャレンジしてみたくなりました。将来海外に住みたくなったとき、国際的な職場で仕事を得るには著名大学の修士号があると有利。持っていれば一種の「パスポート」にはなると捉えています。
なぜ、CML発症を機に海外で働くことを考え始めたか…。日本の高額療養費制度や健康保険制度は世界的に見てもすばらしいと思いますが、医療費の財政的な観点からは矛盾を抱えています。将来、万が一日本が今の制度を維持できなくなったら、と、最悪のケースも考えてしまって。職業柄でしょうか(笑)。調べてみたところ、海外にも優れた制度を持つ国があり、万が一の事態を乗り切るのに、海外移住という手段も持っていたほうがいいのではないか、と考えました。
ただ、いろいろ考えたようですが、何はともあれ集中して挑戦できる目標が欲しくなった、ということではないかと今は振り返っています。

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