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検査・薬・治療について

監修:田中 英夫先生(地方独立行政法人 広島市民病院機構 広島市立安佐市民病院 血液内科)

Q25
白血病細胞を早いうちに、悪性化する前にしっかり減らすメリットは何ですか?
A

CMLの治療は、BCR-ABL蛋白のはたらきを抑えることで白血病細胞を減らし、残存する白血病細胞の悪性化を防ぐことをめざします。
白血病細胞をゆっくり減らす治療を行った場合、白血病細胞が時間の経過とともにさらに悪性化し、増殖していき病気が移行期、急性期へと進行するリスクがあります1)
また、より早い時期にBCR-ABL蛋白の働きを抑えることは、BCR-ABL蛋白の変形(点突然変異)を防ぐためにも重要であると考えられています2)
したがって、早いうちに白血病細胞を減らす治療を適切に行い、より深いレベルの寛解に到達させることが重要です1, 3)
BCR-ABL蛋白のはたらきをしっかりと抑えて、より早期に白血病細胞を減らすためにも、主治医の先生や薬剤師さんの説明の通り、きちんとお薬を服用するようにしましょう。

1)Hughes TP. et al.: Blood 123:1353, 2014
2)Kantarjian HM. et al.: Lancet Oncol. 12:841, 2011
3)Hochhaus A. et al.: Blood 121: 3703, 2013