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検査・薬・治療について

監修:高橋 直人先生(秋田大学大学院医学系研究科 血液・腎臓・膠原病内科学講座)

Q18
細胞遺伝学的完全寛解(complete cytogenetic response; CCyR)は、どのような状態をいうのですか?
A

骨髄中のフィラデルフィア染色体陽性細胞の割合が0%(20個中0個)の場合をいいます。

※ 染色体の検査は原則として骨髄血を用いて行われますが、末梢血を用いた好中球FISH という検査でもおおむね代替可能とされています。

【フィラデルフィア染色体陽性細胞の有無を検査する方法について】

① FISH法
白血病細胞のフィラデルフィア染色体上にあるBCR-ABL融合遺伝子に蛍光発色剤を結合させ、蛍光顕微鏡で直接みる方法で、迅速に検査を行うことができます。具体的には、末梢血好中球を100個以上観察し、フィラデルフィア染色体を持つ好中球の割合を評価します。

② G-バンド法
骨髄細胞の染色体(ヒトでは22種類が各2本ずつと性染色体が2本の46本)を顕微鏡ですべて確認し、異常の有無を調べます。日数がかかる半面、フィラデルフィア染色体以外の染色体異常も検出できるというメリットがあります。