トップページ > みんなのQ&A > 検査・薬・治療について

検査・薬・治療について

監修:高橋 直人先生(秋田大学大学院医学系研究科 血液・腎臓・膠原病内科学講座)

Q16
造血幹細胞移植によるCML治療とはどんなものですか?
A
造血幹細胞移植とは、通常の何倍もの化学療法薬の投与や全身に対する放射線療法を行って、骨髄中の白血病細胞や造血幹細胞を完全に破壊した後、正常な造血幹細胞を移植して、骨髄の造血機能を回復させる方法です。つまり、がん化した血液細胞を健康な血液細胞と取り替える治療法です。
現在のところ、慢性骨髄性白血病を完全に治すことができる治療方法は、造血幹細胞移植のみです。ただし、この治療法を行うためには、HLA(白血球のタイプ)が一致する造血幹細胞の提供者(ドナー)が必要なこと、そして年齢制限などの条件を満たす必要があります。また、移植後早期には、感染症や急性GVHD(移植片対宿主病:移植した細胞が患者さん側の細胞を攻撃してしまうこと)が起こる危険性があります。また、移植後しばらくたってからも、慢性GVHDや再発が起こる可能性があります。