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検査・薬・治療について

監修:中世古 知昭先生(千葉大学医学部附属病院 血液内科)

Q11
分子標的治療薬で治療を始めることになりましたが、どんな副作用がいつごろあらわれるのか、わかるのでしょうか?
A

分子標的治療薬も新しいお薬が使用可能となっていますが、あらわれる副作用は、それぞれのお薬ごとに異なります。ただ、臨床試験の結果や治療経験の蓄積などにより、お薬ごとにあらわれやすい副作用の症状や時期、どのような対処法が適切か、などがわかってきていますので、あらかじめ主治医や看護師、薬剤師に聞くなどして理解しておくとよいでしょう。

一般的に、分子標的治療薬を服用し始めてから皮膚症状(発疹、かゆみなど)や消化器症状(吐き気、下痢など)があらわれる時期は、数週間以内です。お薬の服用を中止することなく自然に消失することが多いですが、症状がひどい場合は対症薬を用いることもあります。血液検査値の異常は、服用し始めてから1ヵ月以内にあらわれることが多く、状態によってはお薬の服用量の調節が必要になることがあります1)。また、服用開始後遅い時期にあらわれる場合もあるため、定期的に血液検査などを受けることが大切です。

1)Rosti G. et al.: Cancer Treat Rev. 38: 241, 2012